孤絶 -家族内事件 (単行本)本pdfダウンロード

孤絶 -家族内事件 (単行本)

によって 読売新聞社会部


4.2 5つ星のうち(3人の読者)

孤絶 -家族内事件 (単行本)本pdfダウンロード - 内容紹介 「なぜ、助けを求められなかったのか」?介護殺人、ひきこもり、児童虐待、孤立死……問題を内に抱え込んでしまった家族に起きた悲劇。いつ誰の身に起きるとも限らない事件の背景に迫る。 目次 第1部 介護の果て 第2部 親の苦悩 第3部 幼い犠牲 第4部 気づかれぬ死 第5部 海外の現場から 内容(「BOOK」データベースより) 介護殺人、ひきこもり、児童虐待、孤立死―周囲から孤立した家族の中で起きた悲劇。事件の背景には、限界まで追い込まれた当事者の苦悩があった。

孤絶 -家族内事件 (単行本)の詳細

本のタイトル
孤絶 -家族内事件 (単行本)
作者
読売新聞社会部
ISBN-10
4120052230
発売日
2019/8/7
カテゴリ
ファイルサイズ
25.15 (現在のサーバー速度は21.84 Mbpsです
以下は、孤絶 -家族内事件 (単行本)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
具体的な事例を読み進めると気持ちが重くなるほど、難しい状況に置かれている家族の多さに愕然としています。「殺人事件であっても、身内の問題だという意味で『事件性』が薄いと受けとめてしまうのだと思います(2p)」と読売新聞の記者の赤裸々な感情が書かれていました。新聞のニュースバリューとしてはそうかもしれませんが、全く他人ごとではありません。どの家族もまた、自分の周りで起こりうるような事例です。その時に果たして平常心で接することができるのかという気持ちが覆いかぶさって来るようでした。24pの認知症のため「徘徊」する妻の話も怖かったです。身内の事例を思いだしながら、当事者の気持ちとシンクロさせながら読みました。全く他人ごとではありません。「わらをもすがる思いでした」とありますが、「わら」をすがることすらできない家族もいるわけで、どうしようもない状況に追い込まれたエピソードの辛さがストレートに伝わってきました。厳しいですね。結果的に、施設に頼るわけですが、結果論ですが、もっと早く行政に頼ればという思いが募ります。まさしく「介護を一人に任せないでください(44p)」の通りです。人間はそんなに強い存在ではありませんので。「『津久井やまゆり園』事件とその後(124p)」を読んだ時に、新聞報道で裁判の報告があり、あらためてこの事件の酷さと怖さが伝わります。加害者の行為は言語道断ですが、被害者家族のその後の思いはなかなか伺い知れないものですから、本書でそのあたりもしっかりと紹介されてあり、被害者家族の無念さが伝わりました。「続く虐待死、『保護すべきか』児相の葛藤(132p)」も新聞ニュースで日常茶飯事ともいえる取り上げ方をされています。それほど多いわけですが、だからと言ってニュースバリューが減じるなどとは思ってもいません。「ごみ屋敷に籠もったままの最期(182p)」もひどいですね。亡くなった人には申し訳ないのですが、「孤絶」そのものです。誰からも見放された生涯って悲しいですし、哀れです。あとがきにあるように「読んでいると心が沈んでしまう、というのが正直な今の感想です(227p)」は同感です。そんな気持ちに包まれる本でした。それだけ衝撃を与えた内容です。236pの見開きに「様々な支援機関や団体」の連絡先が掲載されています。重要な情報源だと思いました。

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