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新編 百花譜百選 (岩波文庫)

によって 前川 誠郎


4.9 5つ星のうち(4人の読者)

新編 百花譜百選 (岩波文庫)本無料ダウンロードpdf - 内容(「BOOK」データベースより) 医師で詩人・作家の木下杢太郎(一八八五‐一九四五)がその最晩年、灯火管制下に夜ごと続けた、自己との出会いとしての仕事。草木や花の生命を描く折枝画には、酷しい時局や自らの病状を記した寸鉄の字句も添えられる。百枚を厳選して贈る記念版アンソロジー。

新編 百花譜百選 (岩波文庫)の詳細

本のタイトル
新編 百花譜百選 (岩波文庫)
作者
前川 誠郎
ISBN-10
4003105338
発売日
2007/1/16
カテゴリ
ファイルサイズ
28.35 (現在のサーバー速度は28.23 Mbpsです
以下は、新編 百花譜百選 (岩波文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
病気で亡くなった知人が晩年、この詩人を好んで読んでいたが、私はその人工的な作品が好きにはなれなかった。それがこの「百花譜」を見て、杢太郎に対する見方が変わった。美しいのである。医者だったからだろうか、ひとつずつ細い線で正確に丁寧に描写した色付きの絵には、薬草を描く伝統的な植物図譜の枠組みが確かに存在する。しかしそこには、客観からにじみ出るようにして、いまそれを見つめ写生する短い生命の時間がどうしても想われてしまうのだ。いっけん淡泊であるように見えながら、一つひとつの花への執着が感じられると言えばいいだろうか(あの小石川植物園から自身で「折り取って」きた花もあるという)。もしこんなふうに言葉をつかえたら、杢太郎はまったく違った種類の詩人(?)になっていたのではないか、それと残された詩作とのあいだにあるものは何かを考えさせられた。

Sakamoto Saito (different kanji)

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