消費税によらない豊かな国ニッポンへの道―税をただすだけで社会保障財源は十分にある電子ブックのダウンロード
消費税によらない豊かな国ニッポンへの道―税をただすだけで社会保障財源は十分にある
によって 富山 泰一
4.9 5つ星のうち(2人の読者)
消費税によらない豊かな国ニッポンへの道―税をただすだけで社会保障財源は十分にある電子ブックのダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 筆者グループによる独自、徹底試算。消費税をゼロにしても税をあたり前の姿にすればなんと年間20兆円の財源創出!日本の税制は先進国中最悪です。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 富山/泰一 1935年、東京生まれ。小学校教員、税務署勤務を経て税理士。全国税税研中央推進委員会委員長、国会大蔵委員会委員の想定問答集作りに関与。1978年付加価値税導入の動きに合わせて欧州5ヵ国税制調査団に実務責任者として参加。その後、ナショナルセンターなどの政策作りに関与。現在、日本納税者連盟(不公平な税制をただす会)事務局長、税理士。日本租税理論学会、現代税法研究会会員。埼玉自治体問題研究所顧問。財源試算研究会主査、納税者権利憲章をつくる会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
消費税によらない豊かな国ニッポンへの道―税をただすだけで社会保障財源は十分にあるの詳細
本のタイトル
消費税によらない豊かな国ニッポンへの道―税をただすだけで社会保障財源は十分にある
作者
富山 泰一
ISBN-10
4871540812
発売日
2009/5/1
カテゴリ
本
ファイルサイズ
26.56 (現在のサーバー速度は21.8 Mbpsです
以下は、消費税によらない豊かな国ニッポンへの道―税をただすだけで社会保障財源は十分にあるに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
「日本の税制は先進国中最悪です」。本書表紙の下段には、このようなショッキングな見出しが掲げられています。それはこの間、所得税率の最高税率を大幅に引き下げたり、企業の税・社会保障負担(法人所得税+社会保険料)が極めて少なかったり、消費税の緩和措置を廃止したり、社会保障の負担増・給付減が続いたり…。大企業や高額所得者には大幅な減税と特例措置、一般庶民には増税と負担増・給付減を強いて、税による所得再配分機能を破壊し、むしろ税金によって格差を拡大してしまっているからです。国の所得政策によって格差が縮小せずにむしろ拡大している悲惨な国は、OECDの調査でも日本だけです。そのとんでもない税制のしくみと、政府、経済界のウソが本書の研究で明らかになります。また、総合課税、累進税率、勤労所得軽課、不労所得重課、最低生活費非課税を原則に税制を見直して試算すると、現状よりも約20兆円の増収、公共事業や特別会計改革などによる無駄遣いを削減するとさらに約38兆円の経費が浮くという本書の試算はとても魅力的です。大企業に税金をつぎ込んだ経済政策がことごとく失敗し、景気浮揚につながらなかったばかりか、格差を拡大し、国民生活を深刻にしたという指摘も納得がいきます。スウェーデンの事例をあげて、納税者の納得する税金の使い方を提示し説明することこそ納税の原点であるという指摘は、まさに核心を突くものだと思います。本書は解説が丁寧で、比較的文量が少ないので煩雑になりがちな税の話が苦手な人でも安心して読めるものです。何より、一般市民の視点が貫かれているので、単純明快、「そうそう」と相槌を打ってしまう箇所もあるでしょう。ぜひ、多くの人に読んでもらいたい本です。
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