電子ブック「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち無料ダウンロード
「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
によって 松田 久一
4.8 5つ星のうち(21人の読者)
電子ブック「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち無料ダウンロード - 内容紹介 「クルマ買うなんてバカじゃないの?」若者の消費が変化している。若者はなぜ、物を買わなくなっているのか。そこには巷間ささやかれている「低収入」「格差」「非正規雇用の増加」以上に深刻な、彼ら独特の心理=「劣等感」が強く影響している。本書では「収入が十分あっても消費しない」傾向を「嫌消費」と名付け、大規模な統計調査と聞き取り調査をもとに、「嫌消費」を担う世代=20代後半の「買わない心理」の原因と深層に鋭く迫る。ビジネスパーソン必読の一冊。 著者からのコメント 「ワンセグで十分、薄型テレビなんていらないよ、地下鉄があるのに車を持つなんてバカじゃないの、ローンを組んでまで買い物するなんて考えられない」。バブル崩壊を感受性豊かな小学生で体験した八〇年代生まれの若者たちの発言です。消費そのものが嫌いで、節約疲れとは無縁の若者たち、つまり、「嫌消費」世代の登場です。不況下で売れないのは当たり前ですが、こうした「嫌消費」世代が家族形成期を迎え、消費市場の主役になることこそ、売り手にとっての真の脅威と言えます。彼らは、自動車、家電や家具、海外旅行や住宅などの選択的耐久消費財やサービスの需要が期待されるライフステージを迎えながらもこうした商品サービスへの関心は依然として低いままです。こうなると、景気が回復しても「嫌消費」世代の需要が増えることはあまり期待できません。彼らに売りの説得をするためには、時代体験から生まれる共通の世代心理やものの見方に切り込むことが鍵となります。例えば、彼らは他のどの世代よりも、仲間から「スマート」だと思われたいと思っています。逆に、彼らが一番嫌がるのは、友達からバカにされることです。彼らにとって他人にバカにされることは、子供時代に苦い経験を持つ「イジメ」と同じだからです。従って、他人から「割高」だと揶揄されるようなブランドや商品サービスは、いくら欲しくても選択から外されてしまいます。まずは「スマートな選択」だと感じて貰えることが重要です。メリーゴーランドに乗ったような眼の回る「乱世」です。目先を見ていては変化に振り回されてしまいます。こんな時は遠くを見るのがいいようです。世代論は時代の少し先を見るツールです。皆さんの「売る」悩みに少しでもお役に立てればとまとめました。是非、ご一読下さい。 内容(「BOOK」データベースより) 強烈な「劣等感」をもつ新たな世代の誕生をレポート。賃金が増えても、消費を増やすことはない―独自の大規模調査をもとに、若者の「買わない心理」の深層に迫る。 著者について 松田 久一(まつだ ひさかず)ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長、日本マーケティング研究所代表取締役社長を兼務。1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。情報家電産業及び食品、日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。現在では実務のかたわら、政府や自治体などの経済関係の専門委員も務めている。主著に『消費社会の戦略的マーケティング』(ジェイ・エム・アール生活総合研究所、2003)『図解 決戦!業界関ヶ原』(洋泉社、2008)他。論文多数。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松田/久一 ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長。日本マーケティング研究所代表取締役社長を兼務。1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。情報家電産業及び食品、日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。現在では実務のかたわら、政府や自治体などの経済関係の専門委員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たちの詳細
本のタイトル
「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち
作者
松田 久一
ISBN-10
4492395210
発売日
2009/11/13
カテゴリ
本
ファイルサイズ
24.96 (現在のサーバー速度は24.11 Mbpsです
以下は 「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
日本の消費者を世代別に分類し、特に1980年前後の世代=嫌消費世代にフォーカスした本書。様々なデータで検証し、多少無理して作ったデータもありますが、それも"嫌消費"世代を浮き彫りにするための許容範囲だと思う。結果、とてもこの世代についての考察と世代感覚を知ることができます。マーケティングの本ではないので、その世代にどう売るか、までは詳細に触れていませんが、前提として知っておくために読む本としてはとても良書だと思う。前半と後半、消費者目線で書かれた章はとても参考になり、実感できると思います。
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